鳴神山での展望と花、2012年5月19日

天候が回復すると、鳴神山(980 m、標高差600 m)に登り、展望と花を楽しむ。どうも、このごろは、「晴耕雨読」ではなくて、「晴登雨読」(勝手な造語ではあるが)の習慣が身についてしまった。

先週土曜日(19日)は快晴であった。これ幸いとばかり、私と家内は午前7時頃に「こつなぎ橋登山口」をスタートした。しかし、途中にあるカッコソウの移植地(椚田)で、ある出来事に出会い、時間をとられたために、私達が山頂の到着したのは10時頃であった(通常は、山頂まで2時間以内)。

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南と東の方向は霞んでいたが、この時期にしては見晴らしが良かった。赤城山は当然のこととして、日光連山、袈裟丸山、皇海山、そして、谷川連峰などがはっきりとしていた。

男体山(2,486 m)方向では、ところどころに漂っている雲が動的な眺めを生み出していた。そして、里山の緑はかなり濃くなってきた。山頂(桐生岳)にて、10時半頃。

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山頂でのヤマツツジの花とアカヤシオの新葉。

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日光白根山(左、2,578 m)は、関東及びこのより北の地域(東北、北海道)において最高峰である。そのためであろうか、前白根山(右)などを含めて、山にはまだ残雪が多い。

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一方、武尊山(2,158 m)では、かなり雪が消えている。この山からの展望は素晴らしい。まもなく、武尊山から至仏山へと広がるブナ林で、新緑が美しくなるはずだ。武尊牧場経由の登山コースは、左側の稜線にある。

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赤城山は、間もなく新緑で覆われるだろう。左から長四郎山(1,579 m)、地蔵岳(1,674 m、無線中継塔)、鳥居峠(雲)、駒ヶ岳(1,685 m)、黒檜山(1,824 m)。

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ところで、黒檜山では、北側(右側、登山口は花見ヶ原キャンプ場)から登ることも面白い。標高とともに、咲いているツツジの種類がかわっていくからだ。



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登山道沿いの花

カッコソウ(サクラソウ科、鳴神山固有種)。

17日の夕刻に雹が降ったことによる影響が葉などに少し見られた。しかし、花の美しさは損なわれていなかった。椚田の移植地にて。

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ヤマブキソウ(山吹草、ケイ科、ヤマブキソウ属、多年草)。

葉によって分類するならば、鳴神山ではヤマブキソウ、ホソバヤマブキソウ、セリバヤマブキソウ、そして中間的なものが自生している。葉の形、鋸歯や切れ込みの程度を比較しながら見て歩くと飽きない。


ヤマブキソウは山の斜面を山吹色に染めるほどに群生する傾向があるが、鳴神山に群生地はない。

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鳴神山には、ルイヨウボタンの見事な群生地がある。


ルイヨウボタン(類葉牡丹): メギ科、ルイヨウボタン属の多年草。このものの花は、葉の大きさと草丈に似合わず小さい(直径 1 cm程度)。「ノミの心臓」との例えにならって。私はルイヨウボタンの花の如くに小心者であると言ったとしも通用しそうもない。ルイヨウボタンの知名度はまだ高くない。

ところで、花が木漏れ日を受けている姿は美しい。そして、気品がある。花は弱い風でも揺れる。そのようなとき、ルイヨウボタンは撮り手にとって手強い存在となる。

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ルイヨウボタンの種子。花のみならず、種子の色と形にも魅せられそうだ。2011年7月19日撮影。

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さて、今回はこのものが自生していることに、私達は気付いた。ハナイカダ(ミズキ科、落葉性低木)。ハナイカダには、ヨメノナミダ(嫁の涙)との別名がある。余談ながら、ハナイカダを見つけたのは家内(嫁)であった。私(亭主)は、見て見ぬふりをして通り過ぎたが。

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終わりに、開き始めたヒイラギソウの花(シソ科、ヒイラギソウ属、山地の木陰に生える多年草)。


今年は、開花がかなり遅れたのみならず、群生地での密度が高くない。ヒイラギソウのファンの一人としては、今後のことが心配になる。

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2012年5月15日 (火)

この日も鳴神山、2012年5月12日

今日は、先週土曜日に鳴神山(群馬県桐生市)で撮った画像を気儘にアップロードする。

私は午後に山頂に登ることが多い。大部分の登山者が去って静かになった頃に、山頂での雰囲気を味わいたいと思っている。もっとも、下山のときは、熊などに出会いたくないとの思いで足早になるような緊張を強いられるが。

幸いにして、この日は、午後になっても山頂からの眺めは良かった。ただし、この時期とは思えないほど、山頂での風は冷たかった。

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「山頂での展望、12日14時頃」

1. 男体山方面(北方向)

中央は男体山、左奥は太郎山、右奥は女峰山である。太郎山の前(緑を帯びていない山)は社山、男体山の右下は半月山だ。この時季は、これらの日光連山と手前の尾根(1,000 - 1,100メートル程度)が織りなす多様な色彩が素晴らしい。

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なお、日光白根山には雪雲がかかっていた。

2. 袈裟丸山方面(西方向)

落葉広葉樹と人工林の織りなす彩りの先に、袈裟丸山(左奥)と皇海山(すかいさん、右)、そして鋸山がある。

落葉広葉樹林帯では、山桜であろうか、花木が点在している。1,000メートル程度の山にも春の到来していることを知らせる萌木色が、目に優しい。

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皇海山(深田百名山の一つ)と鋸山のクローズアップ。この山が白くなっているは霧氷のためであろうか。

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3. 桐生市街地方面(南方向)

山頂(桐生岳と仁田山岳)では、咲いている花がアカヤシオからミツバツツジやヤマツツジになり始めた。済んだことながら、今年のアカヤシオは目を見張るほど美しかった。そう言えば、登山道で何人かの人々からアカヤシオはまだ咲いているのかと聞かれた。

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私の埴生の宿がある方向。左側の低い尾根には遊歩道が設けられている。それなりの標高差がある尾根を歩く人は多くなってきた。画面中央を蛇行しているのは桐生川(一級河川)、上部(横)に流れているのは渡良瀬川(一級河川)である。ともかく、自分が住んでいる街は山と川に囲まれている。

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ところで、昨年は、午後に登った者に対して、実に嬉しい「山頂での褒美」があった。山頂に一人でいたときに、スミナガシが飛んできて、桐生岳の山頂・標高表示柱(鳴神山山頂、980 メートル)にとまったのであった。2011年5月18日15時30分頃。


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スミナガシ(墨流):  

タテハチョウ科、日本からヒマラヤまでを含む東南アジアに分布するチョウ(森林性)。和名は墨を流したような複雑な模様が翅にあることによる。本州では5-8月に蛹が成虫になる。越冬もする。

近年、個体数が減っているので、絶滅危惧種に指定している地域が少なくない。黒地に青緑色を帯びた模様の翅は実に美しい。翅が傷んでいないので、このものは越冬した個体ではないだろう。


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「12日に撮った花から」

1. ヒメイワカガミ(シロバナ)。

このイワカガミは山頂やその周辺の険しい岩場に群生している。冬はこのものの霜葉が美しい。登山者による踏みつけや採取(盗掘)などによって、群生地の範囲は減りつつある。

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2.  固有種、カッコソウ(サクラソウ科)(椚田の移植地にて)

このものの花を撮るとき、花の色や質感、野生の花としての力強さを撮りたいとの思いが空回りする(私の場合)。ともかく、カッコソウの花は撮り手にとって、手強い相手である。

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         例えば、光の当たり具合で花の色はかなり変化する。

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杉の根元に、カッコソウの花。この花園はアンバランスな雰囲気があるような気がする。しかし、鳴神山は民有地である。地権者の理解を得て、カッコソウを保存するために、個人的に努力されている方々の苦労は並みのものではない。

保存活動に対する桐生市や群馬県の積極的なサポートを望みたくなる、市民及び県民の一人として。

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ところで、鳴神山のもう一箇所のカッコソウ移植地(大滝口登山道沿い、尾根付近)がある。しかし、この移植地は著しく衰退している。かつては、椚田の移植地のものと、ひと味違ったカッコソウの花が見られた。2009年5月15日撮影。

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私は園芸種化したカッコソウを何回か見たことがある。しかし、そのようなものには、野生種が持つ独特の質感がなかった。あたかも、目の前に花茎が冗長となった姿の花があるようであった。

他の花については後日に。

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「追記」

翌日(13日)は、山頂からの展望は素晴らしかった。

13日の鳴神山については、相互にリンクをしている、minoさんのブログ「花と山を友として」、げきさかさのホームページ「電撃!激坂調査隊が行く」を、ご覧いただきたい。13日に鳴神山で、 minoさん、げきさかさんと出会ったが、これは私にとって望外の喜びであった。

また、12日の社山(日光)からの展望については、相互にリンクをしている、でんさんのブログ「季節を感じて」をご覧いただきたい。

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2012年5月10日 (木)

今日の鳴神山、固有種カッコソウが咲き始めた。2012年5月10日

鳴神山(群馬県桐生市、980 m)では、アカヤシオの花期は終わったけれども、移植地でカッコソウ(勝紅草、サクラソウ科)が咲き始めた。春の寒さの影響を受けて、このものの芽生えとその後の成長は遅れていた。

カッコソウはまだ小さめであるが(草丈10-15センチ程度)、花の色は濃い。

花と蕾、カッコソウ移植地(椚田)にて、5月10日11時頃。

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花を見る度に私は思う。どうして鳴神山でカッコソウが花を開くのであろうか。その理由は分からない。

古老から、「かつて、春になると山肌がこの花の色を帯びた。」と聞いたことがある。しかし、今では、カッコソウは「種の保存法」で国内希少野生動植物に指定されている。絶滅を防ぐために、移植地でカッコソウの保存に努力されてきた先覚者の方々に敬意の感を覚える。

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   深山のものらしく、カッコソウでは花茎や萼,そして花びら(裏側)が細毛で覆われている。

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移植地の一部。移植地は「こつなぎ橋登山道」沿いの杉林の中にある。間もなく、カッコソウの花は見頃となるだろう。

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さて、鳴神山は花の山らしくなってきた。例えば、「こつなぎ橋登山道」では、ルイヨウボタン、ヤマブキソウ、シロバナエンレイソウ、ヒゲネワチガイソウなどの花を見るようになった。ヒイラギソウの開花は遅れているが。

             沢の流れを背景とするシロバナエンレイソウ

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ヒイラギソウの葉の上で、羽化し飛ぶ準備をしているヒメクロサナエ。このものと花との組み合わせを望んでみたが。ヒイラギソウでは蕾がまだ硬かった。

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追記

ヒメクロサナエ(ヒメクロサナエ属): 日本特産種。本州、四国、九州に分布。東北地方、関東地方、九州では分布が局在化する傾向がある。山間の森林に囲まれた渓流に生息し、朝方から午前中に岸の植物や石の上で羽化する(4月中旬から6月中旬)。

このトンボの同定においては、「ぐんま昆虫の森」(群馬県桐生市新里村)に相談しご教示をいただいた(深謝)。このような施設が身近にあることの有り難さ、そしてトンボの分類の複雑さ(分厚い図鑑が刊行されている)などを実感した。

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2012年5月 6日 (日)

ヤマシャクヤクの花、赤城自然園、2012年5月5日

ヤマシャクヤク(ボタン科、ボタン属、花期 2-3日)は山地に生えている多年草である。その名は花がシャクヤクのそれに似ていることに由来する。和紙のような質感をもつ花には、山に春が到来したことを静かに告げる風情がある。しかし、自生しているヤマシャクヤクの個体数は減りつつある。そして、このものを絶滅危惧種に指定して地区もある。

昨日は、赤城自然園(群馬県渋川市赤城町)で、ヤマシャクヤクの花が見頃を迎えていた。

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ヤマシャクヤクの花、16時頃。

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広葉樹林の中で見頃を迎えている花の群れは、やわらかな木漏れ日を受けていた。逆光のもとで輝く花に惹かれて、私達は閉園時刻(16時30分)近くまで園内にとどまった。


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ヤマシャクヤクの群生(順光条件にて)、13時頃。

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蕾から開ききった花まで、13時頃。

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花が白く見えるのは、花弁の中に空気の泡が多く含まれていることによる。空気の泡が少ないと透明感が出る。空気の泡が多い部分とそうでない部分の存在は、太陽光の当たり具合と相俟って、花弁の見え方に多様性をもたらす。

理屈はともかく、花の姿は手漉きの和紙による折り紙を想わせる。

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ところで、自然園ではヤマシャクヤクのみならず、シラアオイの花も見頃となっていた。

木陰にて、15時頃。

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シラネアオイ: シラネアオイ科、シラネアオイ属の多年草。日本固有種。野草とは思われないくらい、このものの花は大きい。

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2012年5月 2日 (水)

昨日の鳴神山、2012年5月1日

鳴神山では、アカヤシオツツジ(アカヤシオ)の花はGW前半から見頃となり、他の花々も咲き始めた。

昨日(5月1日)、前回とは逆の順序(「こつなぎ橋登山口 → カッコソウ移植地 → 尾根(椚田峠) → 仁田山岳(山頂) → 桐生岳(山頂) → 肩の広場 → 大滝口」)を辿った。沿道で咲く花の種類が多い場所(「こつなぎ橋登山口 → カッコソウ移植地)を午前中に歩きたかったからだ。 天候: 登りでは、曇り、ときどき日差しあり。下山時(午後2時頃から)、雨。

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● こつなぎ橋登山口 → カッコソウ移植地 → 尾根(椚田峠)にて

登山道には、昨年の地震による落石で荒れた箇所がある(新たな落石に注意しながら足早に通過)。水量が多い場合、沢を渡るとき(3箇所のうち1箇所)、濡れるのを嫌うと少しスリルを感じる。飛び石を使って沢を渡るので。

ヒトツバエゾスミレの花が数輪ほど咲いていた。スミレの花びらは白色であった。これで、距が白色で茎が緑色ならば、「ナルカミスミレ」に出会ったことになりそうであった。幻の存在と言われいるナルカミスミレに出会うことは実に難しい。

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シロバナエンレイソウ(ユリ科、エンレイソウ属)やハルトラノオ(タデ科、タデ属)などが群れで姿を出してきた。一週間前は、これらの小さな若葉を見ただけに過ぎなかった。山の花の成長は速い。

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ルイヨウボタン(群生地)、ヒイラギソウ(群生地)、そしてカッコソウ(移植地、鳴神山の固有種)などの花は未だ開いていなかった。1-2週間後に、これらの花を見ることができるだろう。

ルイヨウボタンの蕾はまだ硬い。

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ところで、道沿いの沢にはいくつかの滝がある。これは「イズクの滝」と呼ばれているものの下段。岩場で水路が狭い滝では、水が吹き出すように流れ落ちている。

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● 尾根(椚田峠) → 仁田山岳 → 桐生岳にて

登りは急な勾配であるが、道沿いの主役はアカヤシオの花だ。少し花が落ち始めたが、花には優美な色と質感が保たれていた。他の落葉樹の芽吹きが僅かであるとき、葉の展開に先駆けて花を開くアカヤシオは人目を引く。

尾根や仁田山岳にて。

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仁田山岳から桐生岳に移る。山頂はアカヤシオの花で囲まれていた。

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桐生岳から見た、仁田山岳のアカヤシオの花模様。昨年よりも花が目立つ。

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開花は遅れたが、花の付き具合と色は素晴らしい。

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● 桐生岳 → 肩の広場 → 大滝口

天気予報では夜から雨となっていたが、雨の中での下山となってしまった(14時頃から)。濡れた岩だらけの道はかなり滑り易くなっていた。そのため、花に視線を向ける余裕が減ってしまった。

雨の中のヒトツバエゾスミレ。

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梅田大滝(落差、約12メートル)。この滝では、水量が多くなっていることや岩壁に付いている苔の色に惹かれる。モミジは風で揺れていた。

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滝、苔、そして紅葉の組み合わせを撮りたいと思っているが、このモミジは秋に黄葉となるが紅葉までにはならない。日差しを受ける時間が短いので、葉に含まれている抗酸化色素(アントシアニン、紅葉の源)の量が少ないのであろう。

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